平成30年茨城県南のバラ園巡り②
2.つくば(藤沢邸)ローズガーデン
常総市の「坂野ナチュラルガーデン」から、つくば市の「つくば(藤沢邸)ローズガーデン」に行く。常総市とつくば市は隣接しているので、県道123号線から県道24号線に乗り、13時頃つくばローズガーデンに到着する。藤沢邸と括弧書きを入れたのはグーグルマップには「藤沢邸ローズガーデン」と記されていたからで、どちらが正式名称か判らなかったからである。
このローズガーデンは約900坪の敷地に700種類、2500本のバラがあるそうで、元つくば市長の藤澤順一氏の個人のバラ園である。入口に藤澤勘兵衛翁生家と記された碑が立っていたが、この人はつくば市が出来る前の旧桜村の村長を4期務められ、つくば市名誉市民にもなった人で、順一氏の父である。
入り口を入るとバラのアーチで囲まれた通路があり、その左右にバラ園がある。通路の中央付近に料金所があり、500円/人を払って左側のバラ園に入る。
その時貰った園内マップを見ると、バラ園はAからFまでのエリアがある左側のバラ園と、「Gローズトンネル」という料金所のある通路を挟んで、右側にHからKまでのエリアがある。少し離れてプラントショップがあるLエリアを含めると12のエリアに分かれている。料金所から入った左側のバラ園は芝生が「Bホワイトローズ」エリアまで続いており、Bエリアにある円形の中央の場所ではジャズコンサートなどが行われるそうである。
南側の「Eバラと宿根草」のエリアにはギリシャのビ-ナスやアキレスらしい彫像にバラや他の草花を配した場面が多く見受けられた。日本庭園ならば、自然石や灯篭が置かれるように洋風のガーデンにはこのような彫像やトレリスなどを配することで、花やガーデンのたたずまいが強調されるのが感じられた。
「Cバラの回廊」では
つるバラが咲く大きな木製のトレリスの中を歩けるようになっている。近くにネギ坊主のようにな紫色の大きな丸い球状の植物があった。始めてみるが目立った植物であり、係の人に聞いたらアリウム
・ギガンチュームという名前だそうである。別名花葱とも言われ、花言葉もあり、「深い悲しみ」などというそうである。
「Lローズウォール」は壁紙のようにバラが一面に咲いている場所であり、小さいバラの集まりのことが多い。
ローズトンネルの右側のバラ園に入る。「K芝生の広場」の売店で、パラソル付きのテーブルと椅子席に入り、バラの香りのするソフトクリームを食べ一休みする。「H・I・J」エリア」はそれぞれフレンチローズエリア、イングリッシュローズエリアなどに分かれているが、その違いはあまり良く判らず、青や白のトレリスなどが沢山置かれていて、バラの花を引き立てていることなどの方にに目が行った。
約1時間半ほどバラ園を鑑賞して帰途に付く。今回の二つのバラ園は昨年鑑賞した県北の二つの個人のバラ園が小規模で家庭的な雰囲気だったのと異なり、ある程度広い敷地があり、バラつくりを始めたのは坂野ガーデンは2000年から、藤沢邸ガーデンは2005年からと10年以上前から始めて年季が入っているのでそれぞれ見せられるガーデンになっている。
昨年は個人宅のバラ園以外に茨城県植物園と茨城県フラワーパークのバラ園を鑑賞した。今年は国営ひたち海浜公園のバラ園も見に行くつもりだったが、季節の進みが早く、最盛期は過ぎてしまったので、来年に持ち越しである。
桜や美術鑑賞もそうだが、茨城県は首都圏から少し離れているので、バラなどを鑑賞するのも人出を気にすることなく、自分のペースでゆっくり味わえるのが良く、満足できる一日だった。
(この項終わり)
« 平成30年茨城県南のバラ園巡り① | トップページ | 葉室麟の遺作「玄鳥さりて」を読んで »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2018年埼玉県の紅葉(2018.12.16)
- 平成30年秋、水戸歴史館と偕楽園もみじ谷の写真(2018.11.23)
- 偕楽園の萩(2018.09.24)
- 2018年 涸沼自然公園であじさいを見る(2018.07.15)
- 平成30年茨城県南のバラ園巡り②(2018.06.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント